2007


平成19年8月11日から12日


中 ノ 岳 登 山

(日本200名山)

標高2085m


いつもは 八海山に隠れて姿を見ることの出来ない
魚沼三山の最高峰 中ノ岳
厳しい山とは聞いていたが 裏から見る八海山を見たくて登って見た。


平成19年8月11日



8月10日 午前5時 家を出発 五日町付近で見る夜明け前の八海山。
中ノ岳は この八海山の後ろに位置する。




5時54分 中ノ岳登山口 登山カードを提出

 
 
  さあ いよいよ 中ノ岳登山開始 頂上到達予定 14時00分
これから8時間後 無事頂上に到着できるか。

2合目 千本松原から見る 5合目の観測小屋 午前8時8分。
快調。快調。


 
5合目 日向山(1560m)に到着。午前9時44分。
ここまで 3時間44分 予定通りだ。快調。

 

6合目 生姜畑を行く。中ノ岳の全容が姿を現した。午前9時50分。
大きな独立峰である。

8合目付近には雲がかかっている。
この雲が この後 救いの雲となった。

 
 7合目手前 いよいよ最大の難所 胸突き八丁を迎える。午前11時5分。
  9合目 午後1時41分。やっと稜線に出た。
7合目から2時間30分。予定時間を40分もオーバー。きつかった。
足もつった。一度は引き返そうかとも思った。
しかし ここで引き返したら 一生悔やまれる。
二度と 中ノ岳には登ることはできない。
休み 休み ようやくたどり着いた。
この間 写真を撮る元気はなかった。



稜線の先にある荒沢岳(1968m)は雲の中。


 
 山頂まであと20分。足取りも軽くなる。午後1時48分。

  午後2時7分 ついに中ノ岳山頂。
実に 8時間9分。きつかった。ほぼ予定通り。
 今日の目的地の避難小屋が見える。あとは下りだ。
 一宿の宿となる 避難小屋と後方が中ノ岳山頂。
 午後2時20分 避難小屋到着。一番乗りだ。
あとから4人の登山者があり 
今夜は6人で一夜を過ごすことになる。
皆 「きつかった。」 「夏に登る山ではない。」 
「水を全部飲んでしまった。」 
「喉がからからで 死ぬかと思った。」
異句同音に この山の凄さを語り合った。

5.5ℓの水を持ってきたが 3ℓも飲んでしまい
帰りの水がない。


幸いにも 天水がいっぱい溜まっていた。
水もきれいだ。
 

 天水を汲み。

 ろ過紙でごみを取り。
 煮沸して 水を確保。
ありがたい。

今日の夕食は 豚玉どんぶり。
うまい。
 


雲が切れてきた。星空が期待できる。




荒沢岳(1968m) (午後6時09分)




雲も切れ 八海山も姿を現した。素晴らしい!!(午後6時35分)




刻々と色合いを変える八海山。(午後6時41分)




八海山(1778m) (午後6時44分)




越後駒ヶ岳(2002m) (午後6時44分)




左が霊峰八海山 右が名峰越後駒ケ岳 (午後6時54分)




街明かりに浮かぶ八海山  (午後10時12分)
北斗七星と春の大曲線




右が中ノ岳 中央やや左遠方に見える山は 尾瀬の燧ケ岳(2356m) (午後11時7分)




夏の大三角 




ペルセウス座流星か。




避難小屋から見る 天の川と木星とサソリ座






満天の星空 天の川 180度
なんと素晴らしい 眺めか。登った甲斐があった。






平成19年8月12日




月齢28の月 (午前4時23分)






中ノ岳の夜明け (午前4時27分)




八海山 夜明け前 (午前4時34分)




荒沢岳 夜明け前 (午前4時44分)




荒沢岳の夜明け (午前4時55分)




八海山 越後駒ケ岳の夜明け (午前5時9分)




八海山八つ峰の夜明け(午前5時22分)




朝日に照らされる 八海山 八つ峰(午前5時25分)




会津遠望  (午前5時26分)




中ノ岳の夜明け(午前5時29分)




荒沢岳に昇る朝日。今日も快晴。暑くなるぞ。 (午前5時29分)





富士山遠望

朝食の時間 下山開始(午前6時33分)
下山予定時刻は午前11時30分








荒沢岳(1968m)







山頂から360度の眺望を楽しむ。 さあ いよいよ下山。  (午前6時39分)




中央が百名山の平ケ岳(2141m)




右後方が百名山の巻機山(1967m)







8合目から5合目を望む。快調に跳ばす。
(午前7時29分)



暑くなってきた。遮るものはなにもない。とにかく 暑い。




つらかった 8合目付近。
もう二度と来ることはないだろう。




あと一息。(午前8時29分)








足を引きずりながらも 無事 十字峡登山口に到着。 (午前11時26分42秒)





中ノ岳登山のお土産は
山頂の石と山頂の天水




街明かりに浮かぶ 霊峰八海山
 頭上には 天の川が横たわる。
夏の大三角にペルセウス座流星群が降り注ぎ
  南の空には 木星が巨光を放つ。 

こんな 素晴らしい星空に出会うため
越後三山の最高峰 中ノ岳に登ることにした。
決行する日は8月11日から一泊二日。

8月13日が新月 ペルセウス座流星群は12日
この日をおいて他にはない。


女房から 「もっと楽な山にしたら。」 といわれたが
中ノ岳から 霊峰八海山や名峰駒ケ岳を見てみたい。
「登ると決めたのだ。」と言ってしまった。

そろそろ 還暦を迎える年代。
今登らないと 一生登る機会を逸してしまいそう。
そう思ったら 登らずにはいられなくなった。

中ノ岳は越後三山中 最もきつい山。
標高2085m。 標高差1600mを一気に登る。
 山頂まで8時間。

想像を絶する きつい山であった。
想像を超えた 素晴らしい星空に会えた。

この素晴らしい 星空に出会えたのも 女房のお陰か・・・。
感謝。感謝。



平成19年5月4日

日光 男体山
男体山(2,484m)の日の出
これから 男体山を目指す
今日は良く晴れた
「二荒山(ふたらさん)神社志津宮」。
御祭神は大国主命(オオクニヌシノミコト)とその家族[后神の田心姫命(タゴリヒメノミコト)
と御子神の味耜高彦根命(アジスキタカヒコネノミコト)]。

七合目付近のガレ場から山頂を望む。
あと一息。
山頂。日光二荒山神社奥宮に到着。

中央に女峰山(2,483m)を望む。
かつて登った 奥白根山
中禅寺湖
中央に太郎山(2,367m)を望む。
二荒山大神像
山頂に突き刺さる 天を突く太刀
太刀と中禅寺湖

男体山山頂からの360度の眺望。
素晴らしい!!!!
一等三角点
稜線を行く

手前が大真名子山(2,375m)。中央に女峰山(2,483m)を望む。

雪道の稜線を行く

湯の湖と奥白根山(2,577m)

無事下山。 登山道はすべて雪の中。
振り返って見る 男体山は 大きかった。



平成 13 年
剣岳 2,998m
八海山


北アルプス
デジカメを手に入れるまで 30年間使っていたカメラ
山のお供は OM1


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