浦佐押合大祭 日本三大奇祭 三月
越後浦佐 毘沙門堂


前 夜 祭


2022


3 月 4 日



前 夜 祭


18:00    御前立本尊開帳護摩修行
18:40    大ローソク献火式
18:50  
 多聞青年団幹部水行
 19:30  
  福餅配与






毘沙門天

正面に鎮座するのが毘沙門天。
椿の一刀彫。

昔は金色に輝く毘沙門天。
一年に一回 3月にご開帳。
我先に参拝しようと 押しかけ いつの日からか 裸になり 皮膚が擦れ合い熱くなることから 水行をして身を清めてから参拝するようになり 現在の祭りの様式になったと伝えられている。

毘沙門堂に安置されている毘沙門天は 前立本尊であり ご本尊は 宝物殿の中。
これは住職一代 一回限りのご開帳。
平成10年10月10日に御開帳が執り行われた。





大護摩修行

毘沙門堂本堂で行われる修行。
福餅撒与で撒かれる餅に護摩木を焚いて福を授ける。

裸押合大祭の最後に撒与される 毘沙門天の御灰像は御護摩の灰で作られる。
一月に一体 一年で十二体作られ 祭りの夜に撒与される。




大ローソク献火式

大護摩修行で焚かれた火を 大ローソクに点火。
その火を多聞青年団幹部各係長の提灯に分けられ 更に 各家庭へと大護摩の火が分けられていく。 
この火は 祭りが終わるまで大ロウソクに燈される。




不動明王とうがい鉢

「龍の口から湧き出る水に 行をしてから御堂入りよ」
と歌われ
 身を清める 不動明王前にある一枚岩の゛うがい鉢゛。



浦佐多聞青年団水行

団長以下 多聞青年団最高幹部の水行が始まった。
「オンベィ シャラマンダヤ ソワカァ」
真言を唱え 身を清め 己を清め 祭りの成功を祈願。

最高幹部は 祭り前1週間も水行を続けている。
気温は 0度。
龍の口から湧き出る水は まだ真冬の雪解け水。

寒さも なんのその 必死に 真言を唱える。 
先陣は今年の多聞青年団長。



大護摩修行

午後6時00分から

 





 
 




 





 
 




 


お護摩を焚いた火が 団長の持つローソクに移される。

明日 ローソクの火はすべてこの一本のローソクから分けられる。







 





 


大ローソク献火式

午後6時40分から

 





 
 





 
 


 


 


 


 





 
 





 


浦佐多聞青年団

午後7時00分から

3月とはいえ 夜は気温は2度 雪解け水に浸かり 真言を唱える。

「オンベイ シラマンダラ ソワカ」

祭りの成功・コロナウィルスの撲滅を祈願する。



 青年団旗の引き渡し



水行の先導をする外進係



 
 





 

「サンヨ! サンヨ」の掛け声をかけて水行に向かう!







「オンベイシャラマンダヤ ソワカ」真言を唱えて祭りの成功を祈願する。




 





 










 
 





 


浦佐裸押合大祭は団長の号令の下 祭りが執り行われる。

多聞青年団は18歳から29歳までの地元浦佐出身の若者 70余名で組織されている。

多聞青年団は 完全な縦割り組織。 先輩の言うことは絶対。

縦割りの社会を敬遠しがちな現代の若者が この組織に自らの意思で飛び込んでくる。

郷土の若者はもちろんのこと 都会で働いている若者も こぞって祭りに参加する。

目標はただ一つ 裸押合大祭を自分たちの手で 成し遂げること。

この目標のためには 時間も労力も惜しむことはない。

こうして 越後浦佐毘沙門堂 裸押合大祭は代々執り行われてきた。

この他に類を見ない 多聞青年団の活動が 文化庁の記録に残すべき無形文化財指定の原点。



多聞青年団は8の担当に分かれている。

横のつながりは 小学校、中学校の同級生。

縦のつながりも小学校、中学校の先輩、後輩。

小さいころからの幼馴染。

この絆が 強い団結力の源流。



団長 全団員を統率
副団長 団長を補佐
庶務 いわゆる庶務一切を仕切る。
内務進行 福餅、撒与品の管理および本堂の内部での行事の進行管理。
外務進行 大名行列、青年団水行、撒きものなどの本堂の外での行事の進行管理。
内陣 本堂に安置されている毘沙門天の参拝を担当。
ローソク 大名行列、青年団水行、撒きものなど外での行事に欠かせないローソクの管理。
警備 各種行事の警備。
ニュースおねり 大名行列、稚児行列を担当。写真撮影も担当。
救護 けが人等の救護。







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