Cosmos Gallery
浦佐押合大祭 日本三大奇祭 三月三日

越後浦佐 毘沙門堂


2023




大祭 夜の行事




17:00    ねこしき
17:20   浦佐多聞青年団幹部水行参拝・豊年踊り参拝
17:40    撒与者水行
18:30   講中・関係者水行 
19:00   福物撒与
21:20   ささらすり






浦佐多聞青年団水行参拝


多聞青年団としての 最後の水行参拝。
おのずと気合が入る。真言を唱え 祭りの成功を祈る。

毘沙門天王

四天王の一人 北の守り神
椿の一刀彫
一年に一回 3月7日に御開帳される。
人々は我先に御利益を得るため 押し合いとなった。
いつしか 皆が裸になり 水行してお参りしたことから 
現在の裸押合祭りとして引き継がれている。






御夜食


奉納者が人馬に乗って 毘沙門堂内に入る。
押合いの中 大ローソクが群集を掻き分ける。
入堂するとき 福物を書いた扇子を広げて 参拝者に披露。
扇子は 頭の上に掲げ 福物に息がかからないように 和紙のマスクをする。
撒与が終わって 退場するときは 扇子はたたんで両手で水平に掲げる。
これ 祭りの作法なり。







ささらすり


祭りのクライマックス。音頭歌を歌う中でささらを摺る。
ささらは竹で作られた 古代の楽器。シャリン シャリンといい音を出す。
毘沙門天が好んだ音という。
このささら 内へ摺れば凶作となることから 
外へ 外へと摺りならし 豊作を祈願する。





ねこたたき


ささらを摺り 音頭歌を歌う中で 多聞青年団が堂内を左周りに回る。
サンヨ ヨサンヨ の掛声とともに力強く ねこをたたく。
これを「ねこたたき」という。化け猫伝説に由来するとも言われている。
夜遅くまで サンヨ サンヨの掛声が響く。




浦佐多聞青年団 一般水行参拝


17時20 分



 





 
 


 


 





 



 
 


 



 




 


 

第一回 福物撒与 穀種・金杯撒与

毘沙門天に御夜食とお酒を奉納し豊年踊りを踊って豊作を祈願する。


19時00分

 


 


 


 


 


 




第二回 御神酒弓張撒与


20時00分


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 




 


ささらすり

21 時 20 分

 





 
 


 
 


 


 


 
 


 


 
「サンヨ!! サンヨ!!」の掛け声が堂内に響き渡る



今年の裸押し合い大祭が終わった。

古希もとっくに過ぎた。体力的にもそろそろ・・・・。

私の裸押合大祭の写真撮影も今年を最後としよう。

四十数年にわたり写真を撮らせて頂いた青年団諸氏

ありがとうございました。



ささら摺り音頭が歌われるなか ささらは内に摺ると凶作になることから

外へ外へと 摺り鳴らす


ささら摺り音頭


(写真の「ささらすり」で 白い法被を着た四人が歌う音頭)


一 当月三日に年男
          詣ったりな
             ハァー サンヨ サンヨ
二 たったこそ 道理や
           門の松がまっさるわ
三 馬鍬に手かけて
         春がきた遠野原
四 吾等に着しょうとて
       白い菅の笠
五 黄金の花が咲く
           四つの角のように
六 たわむこそ道理や
         実が入るとうて
七 たったこそ道理や
        米が降るとうて

          ザザン ザザン 浜松の音
               ザザン ザン


喧騒の中にあっても ちょっと耳を澄ましてみよう
豊作の歌が聞こえてくる



 




今年も写真をいっぱい撮った。帰ろう。

最高幹部の皆さん 一年間本当にご苦労様でした。

晴天に恵まれて 最高の祭りでした。






多門青年団最高幹部の祭りの協力への感謝の挨拶で 日本三大奇祭の一つといわれる

 国の無形民俗文化財に指定された浦佐毘沙門堂裸押合祭は幕を閉じた。

今年が 災害もなく よい年となりますように。

新型コロナが早く収束しますように。

多聞青年団最高幹部は 郷土の街で 都会で 普段の生活に戻っていく。

1年間本当に ご苦労様でした。

この大祭を成し遂げた自信と誇りは 生涯忘れることのできない一ページとなり

 人と人との絆を 更に太いものにしてくれるに違いありません。


そして また明日からは 来年の押合大祭の最高幹部となる 若者諸氏が活動を開始する。

この祭りが終わると 魚沼にもいよいよ春が訪れる。

この裸押合大祭が続く限り 浦佐の未来は明るい。


このホームページが 押合大祭への理解と

浦佐多聞青年団諸氏の活動の記録の一ページとなれれば 幸いです。






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