Cosmos Gallery
星  空  紀  行 オーロラを見たくて チャンスを伺っていた。太陽黒点が11年周期でピークを迎える今年がチャンス。
今年は 新月と太陽黒点が 地球を向く日を予想して カナダのイエローナイフに出かけた。


 カナダ・イエローナイフ・オーロラ 星空紀行

2014年1月30日(木)から2月4日(火)まで

 




































赤い再生ボタンクリックすると スライドショーがご覧いただけます。

 
1月30日(1日目) 天気 曇り

成田 → バンクーバー→カルガリー → イエローナイフ  オーロラ鑑賞(第1日目)

予定通り 大きな黒点が現れた。果たして正面を向くか。 天気は 晴れ 晴れ 晴れ 晴れの予報
午後7時30分 バンーバーに向けて成田を出発 経由地バンクーバーまでは 9時間の長旅
機内食は1年半前と変わらない 3時間も前にチェックインして 窓際の席を確保
午前11時 バンクーバー着 大きな空港だ 午後1時発 カルガリー行きに乗り換え 
カルガリーへは2時間30分 カナディアンロッキーを越える
午後3時30分 カルガリー着 イエローナイフへは小型のプロペラ機
待ち時間は4時間。ゆっくりしていたら 呼び出しを食らった。
時計が合っていなかった。あわや乗り過ごしそうに・・・

(ドラブル その2)
イエローナイフは 気温 氷点下22度 それほど寒くはない
 午後7時20分 カルガリー発 今日は満席。イエローナイフまで2時間30分。 
   
ようやくイエローナイフ到着 午後10時 白熊君がお出迎え。成田から20時間。長かった。
ホテルは知人から紹介された 丘の上のホテル 部屋からの眺め 星は見えない
部屋は結構広い。 バスタブもOK
 午前0時 早速 防寒具に着替えて オーロラ鑑賞へ出発  鑑賞地までバスで30分
   
 ティーピーと呼ばれるテントの中で説明を受ける テントの中は暖炉で 暖かい 
   
オーロラが出るまでテントで待機   ティーピーの前で
   

 肉眼ではよく見えないがオーロラが出ているらしい。
三脚にカメラをセットしようとしたが クイックシューを日本に忘れた。

カメラが固定できない。
上空にはオーロラが出ている。焦った。

雪の上においてシャッターを切るが 構図が決められない。
考えた末 テーピングで 固定することに。

これなら 数秒なら 可能か。

20秒ほど開放にしたら オーロラらしきものが写った。
しかし 設定を変えようとしても テープにくっついて設定を変更できない。
じたばたしている間に オーロラは姿を消した。

ガックリ

(ドラブル その3)



カナダ・オーロラ ファ-スト・ライト

実際 肉眼で見えるのは 白い雲。カメラで光を集めてようやく色が着く程度。
「えっ!! これがオーロラ? 写真ように 綺麗に見えないの?」

「・・・・・・・・・」(絶句)



(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8 EF19.0o 24秒)

 


(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8 EF33.0o 11秒)

 


(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8 EF29.0o 5秒)

上空にうっすらとオーロラ 午前1時過ぎ  これ以降 オーロラは現れなかった。
   


カナダ・オーロラ旅行の第一日目は ハプニングの連続
一瞬の晴れ間に ほんの少し オーロラが見れた程度で終わった。
黒点は 出ているはず。晴れればオーロラが見えるんだが・・・

太陽黒点の予想はできても 雲の動きまでは予想することができなかった。
まだまだ 勉強が足りない。


明日に期待しよう。

 
1月31日(2日目) 天気 曇り

イエローナイフ(泊)  オーロラ鑑賞(第2日目) 

 今日も 曇り 心も曇る  カメラ店を探す
   
 曇りのせいか 気温は下がらない 今日の昼食は ベトナム料理
   
 これで一人前  アイスクリームの天ぷらはうまかった
   
今日も寒くはない カメラ店を必死に探す。偶然 目の前に。高かったがクイックシューを・・・
夕食はホテルのレストランで ラッキー。日本語のメニューがあった。
女房は ホタテ 今日はステーキ 8ポンド
 うまい。 夜に備えて 栄養を付けなくては。 
   
湖面の上で小の字 オーロラは出ない。ギフトショップでお土産を買う。
夜食に暖かいスープとパン
   
気温は 氷点下16度。それほど寒くはない。
同じくクイックシューを忘れた人も。同じカメラ屋で購入。 やむなく夜景を撮りに
結構 ここも観光地化され 光害も オーロラが出る様子はない。皆 ティーピーで暖を採る。
雪が降ってきた 今日は帰ろう。午前1時30分
 

カナダ・オーロラ旅行の第二日目も 一瞬たりとも 星がほほ笑むことはなかった。
夜のティピーもきれいであるが ティピーを撮りに カナダまで来たわけではない。

黒点は 出ているはず。晴れればオーロラが見えるんだが・・・
明日は地球にほほ笑むか。

出てくれ オーロラ。撮りつくしてやる。ただ祈るのみ。


明日に期待しよう。


 
2月1日(3日目) 天気 曇り

  犬そり体験とオーロラ鑑賞 (第3日目) イエローナイフ

今日も晴れる様子はない 午後1時 犬そり体験に出発
今日も来ました 雲の薄いところはあるが・・・・
マシュマロ焼き  犬そりに乗る
   
静寂な森の中を駆け抜ける 迫力満点 お尻が痛かった
人懐こい シベリアンハスキー スノーシューで今夜の撮影場所をチェック
西の空が晴れてきた。今夜は期待できるか。撮影ポイントは 光害の無い「ムースの丘」に決めた。
原住民が使っていたスノーシュー 滑り台が 一番面白かったとか。4回も乗った。
もう少しで 氷点下20度 雲が切れ始めた オーロラよ 出よ
日が西の空に沈む 。ここは湖の上。 犬そり体験の参加者 
   

沈む夕日が美しい



 
 少しは気温が下がった  お土産を買う
夕食は再び ホテルのレストラン 昨日と同じテーブルを用意してくれた
女房は 魚 今日もステーキ 8ボンド
第3回目の オーロラ鑑賞 空に星はない

凍った湖の上で オーロラの出現を待ち望むが・・・・



待てど 待てど・・・・ 午前0時 そろそろ帰る時間

カナダ・オーロラ旅行の第三日目も 一瞬たりとも 星がほほ笑むことはなかった。
犬そり体験時に オーロラの撮影場所も下見。光害の少ない場所を見つけた。

オーロラの達人によると イエローナイフも観光地化し 光害も・・・・
世界中 どこに行っても 環境は同じとか。
そんな中でも フェアバンクスのほうが まだ暗いと教えてくれた。

明日が最終日 出てくれ オーロラ。ただ ただ 祈るのみ。
このままでは 日本に帰れない。




2月2日(4日目) 天気 曇りのち晴れ

  オーロラ鑑賞 最終日  (第4日目)   イエローナイフ

 今日も曇天 ため息が出る  曇りのため 気温も下がらない
絵葉書を投函 今日は ここで昼食を頂く
本日の 朝食兼昼食 ただし 二人分 今日もお買いものに付き合う
孫のお土産 ホテルのレストランは満員 ルームサービスで・・・
体力をつけるため 12ポンド これは パスタ
午後9時 いよいよ最後のオーロラ鑑賞 今日 日本から来た 新しいメンバーが大半
いつものバスに乗る 気温は氷点下17度 寒くはない
星が出てきた。レンズが結露した。焦った。 ホッカイロを二個もタオルで巻きつけ 結露を防止
午後10時11分 いよいよ 待ちに待った オーロラが現れた だんだん濃くなってくる
   
 ダブルだ! トリプルだ !
   
 あちらこちらで 歓喜の声  だんだん濃くなってきた。
   
 鑑賞時間を1時間30分延長  0時14分 ここは明るすぎる。「ムースの丘」に急いだ。
   


いよいよ オーロラ撮影タイム開始 タイムリミットは1時間

 

2月3日 0時37分

 

(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8  EF18o 15秒)

 
2月3日 0時41分



(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8  EF18o 15秒)

 
2月3日 0時46分

雲が切れて 少しづつ 星が見えてきた。



(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8  EF18o 8秒)


 2月3日 0時50分

巨光を放つ木星



(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8 EF18o 15秒)


 2月3日 1時6分

北斗七星



(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8 EF19o 4秒)

 
 
 2月3日 1時14分

完璧に晴れた。「すばる」が素晴らしい。だが タイムリミットまであと6分。



(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8 EF21o 9秒)


   2月3日 1時19分



(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8 EF21o 8秒)


   2月3日 1時20分




(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8 EF21o 12秒)

 
   2月3日 1時24分

ついに タイム・オーバー。4時30分に帰りのバスがホテルを出発する。再延長は不可。




(Canon EOS 5D MarkU ISO3200 F2.8 EF21o 12秒)


またも 奇跡が起きた。

ホテルを出発するときは 厚い雲に覆われていた。オーロラ鑑賞地に着くころ「星が出ているよ。」と女房。
なんと バスから降りて 空を見上げると 北斗七星 カシオペア座が見える。オーロラはまだ出ていないが 今日は期待できるか。

午後10時にはうっすらと オーロラが現れた。急いで暗い「ムースの丘」に急いだ。待つこと1時間。なかなかコクはならない。
12時過ぎ 雲が晴れるとともに 色を増してきた。あちらこちらで 歓喜の声。ものすごい!!

今日は 1時20分がタイム・リミット。大急ぎで シャッターを切った。
北を向き 東を向き。オーロラに合わせて構図を決める。「ムースの丘」を動き回った。
お蔭で 汗びっしょり。結構いい写真が撮れたはず。
満足。満足。大満足。

時間だ。帰ろう。

 イエローナイフをあとにする 午前6時  ほとんどが日本人
   
  バングバー空港 いよいよ成田へ
   
 帰りは11時間  2月4日 午後5時30分 無事成田到着
   


この時期 氷点下30度にもなるという カナダ・イエローナイフ。
これまで 北海道ニセコ・スキーや5月の連休の北アルプス春山登山で寒冷地を経験してきた。
氷点下20度は経験済で それほど寒くはなかった。

着込んだせいで ちょっと動いたら 汗びっしょり。

帰りの飛行機では せきが止まらず。
日本に着いて 街の診療所に行く。「A型インフルエンザです。」 
1週間は自宅待機を申し渡された。お蔭で1月30日から2月12日まで仕事を休んでしまった。
果たして 席はあるか。


今度はどこに行こうか。
来年は 南の暖かいところに行こうか。



カナダ・イエローナイフのお土産は オーロラの絵画とバッファローの財布とキーホルダー




暗くなると オーロラが現れる







 


 2月4日の黒点の位置。 2月3日には地球を向いていた。 



 

 オーロラカレンダーによれば

1月30日  1月31日   2月1日  2月2日  2月3日  2月4日  2月5日  2月6日  2月7日  2月8日

レベル3  レベル1  レベル1  レベル4  レベル5  レベル2  レベル4  レベル5  レベル1  レベル4

  曇     曇     曇     晴      晴     曇      晴     晴     曇     晴  

新月                                                            

 オーロラは太陽の黒点の動きと相関があります。今後オーロラを見に行かれる方は 太陽黒点の動向を参考にしてはいかがですか。

素晴らしい オーロラに出会えるかも。



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